週3日目にしてようやく2限に間に合う時間に大学に来る。
ただ、数分遅れで教室に入ったところ、テスト的なものを配っていたので、Uターンしてすぐ教室を出た。
中間テストや小テストほど、今まで授業に出ていなかった人の足を遠ざけるものはないのではないかと。
「先週までの内容を確認する」も何も、今週から来たんですから。


ただ、2限に間に合う時間に来たその功大なりと認め、ご褒美に本を買うことにする。これ。名指しと必然性―様相の形而上学と心身問題
もし明日2限に間に合う時間に大学に来たら、

意味と目的の世界 (ジャン・ニコ講義セレクション)

意味と目的の世界 (ジャン・ニコ講義セレクション)

を買おうと思う。
最初の方を立ち読みした限りでは、この本は、高度な知的能力とみなされる「目的」という概念を、生物の機能の進化という観点から脱神話化する、(例を用いて言えば、目薬を差すとき、つい眼を閉じてしまうよね。この眼を閉じる行為の目的は、「眼に異物が入ることを阻止する」というものだけど、同時に我々は、「眼に有益な薬を与える」という明示化された目的も持っている。しかし、しばしば我々は、後者が真の「目的」であって、前者は、勝手に身体が反応している、「見かけだけの」目的と見なす。しかし、実はこの両者は同じようなものである、というのが主張のようだ)といった内容っぽい。
御察しの通り、最近(1年前からだけど)読んでる
自由は進化する
ライフゲイムの宇宙
に通じるところがあるっぽい。


というわけで、生物を情報の側面から理解するというのは相当面白そうではある。
で、都合よく今年度から理学部に生物情報科学科が新設されるので、進学振り分けでは、やや興味をそそられる感もある。


ただ、いざ進学するかと言われると、やや尻込みしてしまう面もある。
生物でやっていく気があるのか(ってかない。)、というのもあるし、学部は、そういう面白そうなところ行かなくても、オーソドックスな数学科など行っておいた方が、いろいろつぶしが利きそう、という気がする。