若い頃は木村弓『いつも何度でも』は「高い声で歌った歌だなぁ」くらいの感想(ひどい)で、全くよさがわからなかったのだが、最近になって聴いたら美しすぎてやばい。歌詞も詩としてすばらしいし。

繰り返すあやまちの そのたび ひとは
ただ青い空の 青さを知る

とか。


twitterに書こうかとも思ったけど、音楽のセンスに自信がなく、全然俗な歌を持ち上げてたら恥ずかしいのでこっちに書いてみた。
それに類することで最近恥をかいたのが、クリスチャン・ラッセンはいっぱしの画家だと思ってたら、実は、趣味の悪い俗な人々が好きな絵、一言で言うと通俗的な絵ということで有名だったという*1
まぁ誰かの前で恥をかかされたわけじゃなく、せいぜい「恥未遂」だけどね。


もう親から受け継いだ文化資本がしょぼすぎて恥ずかしい。まぁもう二十歳すぎたのだから親だけのせいにしてはいられないけれども。


ま、この趣味は高級だとか低俗だとか気にする根性が一番低俗なんだけど。

*1:ある程度アートを見る目がある人の間でそういう共通認識があるかもしれない、と素人の僕が判断しただけであり、ラッセン好きな方が悪く思われたのなら申し訳ないです