1限基礎現代化学
僕を含め、30人ほどの学生が教室変更に気づかず、変更前の教室で無為に過ごしていたところ、親切な学生の1人が「変更になったみたいで、もう授業始まってます」と教えてくれて、ぞろぞろと移動した。
まあきちんと教室変更の掲示を確認しないほうが悪いといえばそうなのだが、せっかくだから教えてくれればいいのに。まあわがままだけど。
ボーアモデル、電子の波動性、電子軌道など。
数学的にちゃんとやってないので直観的な理解しかしてないのだが、量子性というきわめて不自然な仮定を、波動性によって説明するのには、流石に感動した。


2限初級フランス語演習(作文)
疑問形の作り方など。


3限Identity in Cross-Cultural Encounters
講義を聴いてメモを取ったりディスカッションしたり。英語で。
教官の英語は聞き取りやすいのだが、帰国子女の英語が速すぎて聞き取れなかった。
culture shockというお題。
このテーマはありがちだけど、これから面白くなりそう。レヴィ・ストロースとか。
学生の一人が、culture shockをいかに克服するか?という話について、「相手の文化を知ることができれば、その習慣が(例えば気候的に)必然的なものなのだ、と理解でき、culture shockを克服できる」と言っていたのだが、慣習は必ずしも必然性があるわけではなく、恣意的なものも存在するんじゃないかなあ、と思った。
しかし、その人は一番前の一番通路側の席に座っていて、露骨にやる気にあふれていて英語も流暢だったので、日本人的心性を持つ僕は言い出せなかった。


5限コンピュータモデルで社会を観る
初回は導入みたいな話。
人間の行動は、(多くの場合)様々なレベルのモデルによって規定されるのであって、複雑な人間の意図をいかにモデル化できるか、ということに工学を用いて迫ろう、というお話。
例えば、(よく挙げられる例だけど)googleページランクシステムとかamazonのおすすめ商品とか。
これらは、どのwebサイトを見たいか・どの商品が欲しいかという人間の意図を、ある数理的なモデルによって表現し、予測している。
とか。
コミュニケーションとは意図のやりとりであり、例えば「宇宙人の記述する野球は野球ではない」のだ(野球とは単なる物理現象の連鎖ではなく意図も含めたものである)という話は、金曜1限の現代哲学ともつながりがある話で、目からうろこが落ちる思いがした。
「世界は事実の総体であり、ものの総体ではない」ということですね。
面白かった。