お久しぶりです。
ぼちぼち書いていこうと思いますがあまり注目しないでいただけるとありがたいです。


今日マジで愕然としたこと。
http://www.sendailogic.com/outreach/recommendation.html
によれば、少なくともどこかの誰かは、Shoenfieldの"Mathematical Logic"などは「友人とセミナーで半年」で読み終え、しかもそれは彼にとっては「相当の時間」であり、読むのに時間がかかる部類の本なのだという。


はっきり言って、僕は世の中に有限の時間で読み終える本があるとは思っていなかった。
セミナーの平均進度は1ページ/回だと思っていた。
世の中に数百ページある本が存在するのは、何がしかの冗談あるいは全てのページを読んだ人は存在しない一種の現代アートであるものと思っていた。
それが半年!しかもそれは「相当な時間!」であるとは!!!!!
僕の感覚からすればそのような速度で数学の本が読めるのであれば、それは永遠の時間と無限の理解力を持ち百回の人生ぶんの本を読めるのと同等であるようにしか思われないのだが。


別に誇張して言っているのではなく割とリアルでそう思った。
しかしまぁ冷静に考えると、まぁ実際そのくらい実力の差はあるんだろうなーという気はする。

明けましておめでとうございます。
今年の目標は「overkillしていく」で行きます。


というのは、まぁ遅刻癖・サボり癖を持っている人にはありがちなことなのですが、
例えば待ち合わせというシチュエーションで「今家出ると早く着きすぎるかな?」などと考えて色々無駄なことをして時間をつぶしている内に、却って早く着くどころか遅刻する、ということがあります。
実際のところは早く着きすぎるどころか、むしろ間に合うことの方が稀なのですが。


「時間内に所定の場所に行く」という単純なこと以外にも、何かしらの期限などが定まっていること全般で「今本気を出したら余裕過ぎちゃうかな?」とつい思ってしまい、overkillどころかむしろ自分が殺されてしまう、ということが僕のような人間の場合は多発しているわけです。


しかし、実際のところは、世の中overkillしまくるくらいでちょうどいいので、overkillしまくるつもりでやっていこうと思います。
やってみるとoverkillじゃなくてjustkillあるいはunderkillになってしまう事案も多発するとは思いますが、それはそれでいいと思うので、そういう心持ちで行こうと思います。


今年もよろしくお願いします。

うーん昨日書いたことは的を射てないような気がしてきた。
というのは、
V^{P}\models\phi
というのはmetatheoryの\phiにしか定義されないということを考慮せずに昨日の記事を書いたから。
今読んでる論文はその辺のデリケートな話をひょいひょいとやっているということに今更ながら気づいた。

基本的なことなのだけど、新版Kunen IV.6 Current Forcing Notationに述べられているような、「Vをgeneric filter GでV[G]に拡大するかのような方便」を使うことの意味が少しよくわかった。
いやつまり、この新版Kunenでは、「公式見解」として「Vってのは本当はcountable transitive model Mのことやで〜」ってのを強調していてそれはそれで1つの一貫した見方ではあるんだけれども、じゃあV^{P}\models\phi*1ってのは具体的にどういう言明なのかってのは見えにくい。
個人的には、この本で右肩に*をつけて表されている、帰納的定義のヴァージョンの方を公式の定義にして、「それっていうのはtransitive model Mのgeneric拡大でほにゃららが成立するということなんやで〜」としてくれた方がわかりやすかったかもしれない。
この話はKさんと10回くらいしたような気がするが、僕は一面的な理解はしていたが、やっと気持ちまで含めて分かったというかなんというか、まぁそういうことってありますよね。

*1:tex記法でlatex使えますよーというのは知っているが、amsmathパッケージが使えないとアレだし、出力もあまり美しくないような。これは環境によるのかもしれないけど